平成19年2月7日午前2:30ごろ金山町小栗山字40苅の山林の斜面で土砂崩れが発生。
約400メートル下のふもとの自営業栗田惠宅が土砂に埋まり木造2階建てが全壊、木造平屋建て物置半壊、隣接する木造2階建て住居が半壊、木造物置が全壊、6人は土砂が自宅に達する直前に異変に気付いて避難、けが人はなかった。
付近の12世帯には避難指示が出され、2次崩落の危険が指摘されている。
2月9日喜多方市と金山町とは70km車両で1時間の距離なので現地災害対策本部、保健福祉センターの保健師と連絡し、取り合えず呼吸器、消化器、鎮痛剤、皮膚、消毒薬、外傷の資材OTCを会社の了解を得て準備しAM8:10出発し8:53現地到着、金山町対策本部総務課長谷川氏に現況報告を受け25名の避難者のうち15人が親戚兄弟宅に避難、10人が町の避難所へそのうち4人が親戚宅へ6人が残っているとの事。
対策本部で保健師さんと合流し移動薬局を開始した、町の避難所へ向かい6人の高齢者の問診と血圧測定を開始、皆さん元気ですが、全員高血圧で特に200/100が1名すぐ町の国保診療所へ手配、災害のため2日も血圧の薬を服用を忘れている方がおり、服薬指導しその場で服用させた。
避難無視の在宅者が保健師さんの話で分かり現場指揮所の許可を得て危険帯に入る、センサーのサイレンが鳴ったら脱出するよう指示された。
避難無視の在宅者3名、アポ1名のため男兄弟2名で支え合ってるとの事、パラが有り避難所は和式のトイレのためと事情があるようです。血圧は安定してました。
保健師さんが帰る時サイレンが鳴ったらそのままで避難して下さいと念を押したら「あんつあー」をおんぶしてすぐ逃げるから、大丈夫だーとの返事が有りました。
現場指揮所に退所を報告し、次に風邪を引いてる老婆宅へ風邪薬を3日分小分けしようとしたら自力で直すと断られHPから処方されてる肝機能と胃の薬の服薬指導をした。
考察、2日目からパニクによる障害とこれからの生活の不安で睡眠障害が見受けられ高血圧になっているようです。また、私が現地に入った時被災者宅の道路の後かたずけの費用は個人持ちとの話が被災されている方へ追い討ち、これからどのようにこの金山町はなってしまうのか案じて帰省した。